奈良旅行:その2

第一日で、疲れ切ったので、
第二日の朝は、9時まで寝ていた。
朝のバイキングを食べて、チェックアウト。

斑鳩へ

JR大和路線に乗り、法隆寺駅へ。
駅と法隆寺はかなり離れている。
バスという手もあるけれど、中宮寺とか、
もしかしたら、法起寺などにも行くかもしれない。

そこで、レンタサイクルを借りた。
電動自転車ってものに乗ってみたかったが、
そんなものなかったので、普通の自転車。

自転車なんて、湯布院以来?

暑いは暑いが、それほど気温は高くない。
曇りだし、雨も降ってない。
湿度は高いが、風はある。

どうみても、ただの田舎町、という感じの中を走る。
道がすごく狭いから、自動車との行き交いが怖い。
十分ほどで法隆寺へ到達。


法隆寺

南大門横に自転車を停め、
中に入ると、広い!とにかく広い。
画像
観光客も少ない。
奈良公園周辺のお寺とはスケールが違う。

延々歩いて、中門へ。
仁王像を見る。

続いて、有名な五重塔。
さらに金堂。
金堂の壁画は、中学生のころの記憶を呼び起こした。

さらに大講堂でお参り。

ここで、ある子供が、親に
「一番偉いのは誰なの?」と質問していた。
確かに、仏教って、階級がある。
かなり細かいし、お寺によって最高位が違う。
如来様が一番偉いようだが、
釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来など
いろいろな名称、そして像も違う。
薬瓶みたいなものを持っていてくれると、
薬師如来かな?ってわかるけれど。

さらに菩薩様も多種多数。

こうなると、誰が一番偉いのか、
私も聞いてみたい。
的を得た質問をした、その子供は偉いと思った。


さらに延々歩いて、大宝蔵院百済観音堂へ。
最古の木造建築が多い、他の伽藍とは全く趣が違う。
鉄筋コンクリートの真新しい建物。
中は、博物館になっている。

玉虫厨子を発見。
隅に、玉虫の羽がついていたころの復元があった。
玉虫の羽と金が、とてもきれいだ。
当時は、とてもきらびやかだったのだろう。
しかし。
玉虫の命については、聖徳太子はどう考えていたのだろう?
(この厨子を誰が作ったかは不明)

この時、周りは親子連ればかり。
ふと、親子の会話を聞いてみると、驚いた。
親が、子に、展示物について説明している。
一つ一つの展示物について、説明書きもないのに、
詳しく、教え込んでいる。
内容は、確か、小中高校の教科書に載っていたような内容。
でも、それを子供に説明できるのがすごい。
聞いて、「ああ、それ知っている」というのと、
自分で説明するということでは、天と地の差がある。
この親達は、この旅行のために、猛勉強してきたのか、
それとも高い教養があるのか。

掛け算九九までしか教えてくれなかった私の親とは、
月とスッポン。
今の親は偉いのね。

しかし、聞いている子供のレベルは、普通。
何しろ、「玉虫」を「たまちゅう」と読んでいたから。
爆笑をこらえながら、ちょっと安心した。
高い教養を持つ親は偉いが、
私としては、「たまちゅう」と言った子供の方が好きだ。

そして、いよいよ百済観音(観音菩薩立像)。
すらりとした、とてもプロポーションの良い像だ。
何と、9頭身とのこと。
下腹が微妙に出ているけれど、
これは確かに日本の仏像ではないのかもしれない。

ここで、また違う親子。
娘に、「八頭身が美人の絶対条件なのよ」と諭していた。
お母さん、目が真剣だ。
うーん、八頭身って、スタイルの問題だと思うし、
そんなこと言われたって、努力してなれるもんじゃないし。
でも、お母さんの必死さに、娘はうなずいて決意していた。


さて、最後は、夢殿だ。
東大門から数百Mの距離にある。
レンタサイクル屋のおばさんの言うとおり、
歩きで向かう(注)。
延々歩いて、ようやく到達。

注:自転車借りて、夢殿、中宮寺に向かうなら、
  法隆寺の大宝蔵院百済観音堂まで見たら、
  南大門まで引き返して、
  自転車で夢殿に向かう方が楽。

夢殿という名前、そして有名なこと、それだけで、
この距離を歩いてきたのに、
中身はあまり感激できなかった。
聖徳太子がいくら偉くても、
仏様とでは、やはり歴史が違う。
がっかりして、南大門まで、1km近く歩いて戻った。


中宮寺

法隆寺南大門まで戻って、自転車に乗って。
中宮寺を目指して、行き着いた先は、何と、夢殿前。

夢殿の敷地内に、中宮寺への案内があったことはわかっていた。
しかし、それは「近道」を示していると思っていた。
だから、中宮寺の入り口を探して、
その一画をぐるぐる廻った。
しかし、中宮寺入り口はない。

実は、夢殿の敷地内からしか、中宮寺には行けないのであった。
ヘロヘロになったが、今回の旅の最大の目的は中宮寺なのだ。
はずせない。

別世界のような、中宮寺本堂。
花壇の中のお堀があって、本堂はそのお堀の中に立っている。

ちょうど団体さんが帰って、空いた。
畳に正坐で座るのは、非常に苦痛だった(注)。
しかし、妻が最も見たい仏像がここにある。
如意輪観世音菩薩(本尊菩薩半跏像:国宝)。

注:正坐したのは、何年振りか。
  法事も今では椅子だから、正坐なんてあまりしないのだ。
  足関節があり得ない伸び方をしている。

すばらしいお顔だ。
アルカイックスマイルと言い、
世界の3つの微笑像の一つだそうだ。
正坐している足の痛みが薄れるような、
何とも不思議な、とても優しい、とても落ち着いたお顔だ。
妻が子供の頃、初めて見た時、感激して、
それが忘れられずに、今回の奈良旅行になった。
うん、わかる気がする。

妻はまだ見足りなかったようだが、
私を気遣って、拝観終了。
私は、自力で立てなかった。
ふと後ろを見ると、椅子があった。
椅子でゆっくり見れば良かった、とも思ったが、
正坐の苦行が、仏像のお顔で癒されるという発見があったから、
やはり正坐して良かった。

藤に実が生っているいるのを初めて見て、
お守りを買って、拝観終了。


お昼と法起寺

お昼は、夢殿前に看板が出ていた、
創作市場 夢違へ。
ランチプレート:¥1,000。
やはり地物の野菜がとてもおいしかった。

その後、何を思ったか、法輪寺を目指し自転車をこぐ。
門前で、ふと、法起寺へ転進。

法起寺で最古の三重塔を見て、
住職様?が記念写真を撮ってくれた。

帰りは下り道。
久しぶりの自転車でお尻が痛かったが、
無事、駅に到着。


拝観料と飲み物貧乏

予想外にお金がなくなっていく。
何故か?
理由は、拝観料とペットボトル飲料。

興福寺:¥800。
東大寺:¥500。
法隆寺:¥1,000。
中宮寺:¥500。
法起寺:¥300。
これだけで、一人3,100円。

さらに、お賽銭、おみくじ、お守りなどを含めると、
2人で1万円近い出費だ。

さらに、暑いので、ペットボトルの飲料も多い。
私だけで、1日目は、7本、2日目は、5本。

何だか、昔の長距離電話のように、
お金がなくなっていくのだ。

その3へ続く。

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