レーシック:実施編

適正検査

今は、横浜にも分院があるが、そのころはなかった。
よって有楽町、イトシアまで行った。
開店間もないイトシアは、とてもきれいだった。
トイレもきれい。

適性検査はすごかった。
大学の授業や教科書では、見たことのない機器ばかり。
眼の検査ってこんなにあるの??
しかも、何人もの受診者が同時に検査している。壮観。
超音波による角膜厚測定は怖かった。
だって、超音波の探子が、眼に触れているのが見えるんだもの
(麻酔で感覚はないが)。
検査は1時間ぐらい。
最後の診察までの待ち時間が3時間以上
(この頃はコツを知らなかったので、
待ち時間が長くなる時間帯に受付してしまった
コツがわかると、待ち時間は1時間以内にできる)。
狭い椅子に座りっぱなし、トイレにも行けない
(いつ呼ばれるかわからないし、
椅子も取り合いなので、離れたら座れなくなる)。

診察では、角膜厚が結構あって、その他の条件もクリア。
レーシックを受けても、大丈夫とのこと。
当然だが、待った時間よりもあっさりした診察。
「年齢的に、近視を治すと、老眼になりますよ」と言われた。
その時は、老眼ってものを実感できていなかったので、
「しょうがないな、まあ、いいか」とろくに考えもせず、
「はあ、そうですか」と生返事をする私。

「他に質問はありませんか?」と医師。
「ありません」と即答の私。
驚く医師。
普通、いろいろと不安があったりや質問をするらしい。
でも、今更悩んでもしょうがない。
合併症がないなんて治療はあり得ないから、
そこで悩むのも意味がない。
手術を受けるつもりで、適性検査を受けたんだから、
適正なら即決。


手術当日

私の場合、コンタクトを使ってなかったので、
何の規制もなく、手術当日を迎えた。
まだ当日の検査なのに、眼の手術をすると考えただけで、
怖いったらありゃしない。
世間体を考えて落ち着いたふり。

次々と呼ばれて、手術室に入る。
まず、フラップの作成から。
麻酔が効いていて痛くはないし、何が怖いわけでもない。
なのに、恐怖でパニックになりそう。

このフラップってのが、レーシックのキモだと思う。
角膜削れば近視は治るが、角膜上皮を削ったら、
角膜はおしまい。失明。
そこで、上皮を含んだ実質の表面をフラップとして、
除けておいて、実質だけにレーザーを当てるのだ。
考えた人はすごいな。

続いて、角膜実質を削る(蒸散させる)レーザーを当てる。
エキシマレーザーだ!
(高エネルギーだけど、メンテが大変そう)
フラップをひょいとめくる医師。
その途端、ゆがんでぼけた視野だけになる。
視野中ボヤーっとして、何も見えない。
おっそろしい!
レーザーで焼くと、こげる臭いがする。
これも恐怖。
洗浄して、フラップを戻して、次々に目薬さして。
はい、終了。

と思ったら、目の前が良く見えている。
眼鏡をかけていないのに、眼鏡をかけている時以上に、
鮮明な視野。
おおおおおおっ!すんごい!!
ある意味、人生最大の喜ばしいショック。

その後安静、診察があって、
少数の内服(ステロイドを含む)、多数の目薬をもらって、帰宅。
帰宅途中で、時間が来て、目薬2種類。

帰ったら、麻酔が切れて、痛いのなんの。
それでも、指示された時間を守って麻酔の点眼。
「4回まで」って言われてたけれど、
寝るまでに時間があって、痛くてしょうがないから5回やってしまった。

1週間は、眼をこすらないように、
専用の保護器具を貼り付けて寝る。
さすがに、1日目は、寝ても気をつけたらしく、
朝まで、この保護器具はとれていなかった
(翌日からは、朝とれていることばかり)。

翌朝。起きて、反射的に眼鏡を探る。
しかーし。眼鏡なしで見えているのだ。
ああ、そうだった。レーシックやったんだ。
もう眼鏡はいらないんだ。
裸眼で、よく見えるという違和感がすごい。

外出時は、保護眼鏡をする。

まず内服が終わって、目薬が1週間で終わる。
保護眼鏡ともおさらば。

そして、もう、眼鏡ともおさらば。
今まで使っていた眼鏡、バックアップ用眼鏡をまとめて、
品川近視クリニックの回収箱に入れる
(第三国へでも、送って売るのか??)。

生命保険の給付手術の適応であったため、
10万円の給付が受けられた。


その後

術後の違和感は、徐々に良くなった。
しかし目が疲れてくると、違和感が出るというのは、数ヶ月続いた。
良く見えるせいか、目は疲れやすくなった。
夜間に光がまぶしく見える、ハロやグレアも数ヶ月残ったが
徐々に改善している。

暗いところにいくと、ちょっと見え方がおかしい。
どうも、瞳孔が開くため、
レーシックで削っていない周辺の角膜からの像が
近視の状態で入ってくることによるらしい。
だから、夜の運転などでは、ちょっと目が疲れる。
でも度の強い眼鏡だって、像はゆがむし、疲れる。

一番困ったのは、老眼になったこと。
いや、正確には、老眼だったが、今までわからなかった。
しかし、近視を治したことにより、老眼の症状がはっきりした、
ということらしい(術前診察で言われたとおり)。
特に術後数週間はひどかった。
何しろ、視力が2.0あるのだ(生まれて初めての視力)。
老眼もひどくなろうってものだ。

具体的には、近くのものに焦点が合わないのだ。
本を読むのに、老眼鏡が必要になった。
手先で細かいことをやる仕事なので、
そういう時も老眼鏡が必要になった。
でも、老眼鏡は、百均で買ったもので十分。
近視の眼鏡ほど、厳密な度合わせもいらないし、
視野も狭くて良いから、小さな眼鏡で大丈夫。
近視で眼鏡をかけていた不便さに比べたら、「月とすっぽん」。

約1年した今、視力も1.2-1.5に落ち着き、
老眼も良くなってきた。
本を読むのにも、少し離せば、もう老眼鏡はいらない。
電子工作で、細かい部品を扱う時と、
皮内連続縫合などの細かい仕事の時のみ老眼鏡が必要な状態だ。

私としては、レーシックをやって本当に良かったと思う。
いまだに、朝起きると、眼鏡を探してしまうこともあるが、
今は、もう眼鏡をかけていたこと自体、忘れかけている。
温泉行っても苦労しなくなったし、サウナも入り放題
(サウナの中のテレビも良く見える)、
ダイビングの時もとても便利。
眼鏡の傷を気遣うこともないし、買い換えるお金も不要。
37年間ずっとかけていた、不便な眼鏡とおさらばできたことは
何事にも換えがたい、嬉しいことである
(何だかリーブ21の宣伝みたいだ)。

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